メドマーは医療用マッサージ器です。多くの病院やリハビリセンター、プロスポーツの世界などで実際に使われています。
そのメドマーを家庭でも難しい操作なしに、低価格で使えるように発売されているのが「ドクターメドマー」です。
現在発売されているメドマーは3機種。このドクターメドマーとフィジカルメドマーとエクセレントメドマー
違いは圧力強弱のレベル調整 です。
メドマー何をするマッサージ器?
ドクターメドマーは脚の血流・リンパ流を改善するマッサージャーです。
脚は第二の心臓といわれるほど、体内の血液の流れに深くかかわっています。
動脈の血流は心臓のポンプ作用で全身に送られますが、末梢血管から静脈になって心臓に戻る血液の流れが滞るのが問題です。
心臓の位置から遠い足・脚部の血流は、歩行や運動などによる筋肉の収縮
・弛緩と、逆流が防止弁などによって心臓に戻ります。歩行や運動が十分に行えないと、血液が滞り、粘着性の汚れた血液になって血栓ができやすくなります。
若い世代の方は 活発に動き、脚の筋肉も太く柔軟で、強力なポンプとして心臓に血液を戻しますが、
年齢を重ねると運動量も少なく、筋肉も痩せて下半身の血流も 淀みがち。
足腰の冷え、むくみ程度ならまだいいのですが、怖いのは「血栓」
血流が悪く淀んで固まった血が肺・心臓・脳の毛細血管に入ってしまうことです。
飛行機や列車で長時間同じ姿勢でいると健康な方でも血栓が生じやすいですね。
いわゆるエコノミー症候群(肺塞栓血栓症)です。
メドマーは筋肉の動きをエアマッサージで機械的に作り出し、抹消静脈の血流やリンパ流を改善しますので、十分な歩行や運動が出来ない方、療養中の方には
おすすめのマッサージ器です。
■以下の症状に心当たりのある方はお医者さんにご相談ください
ペースメーカを使用している方
心臓が悪い方
高血圧症、腫瘍のある方
糖尿病
妊娠初期
出産直後
熱が38度以上ある方
骨粗損傷や各骨部分の不調
痛風などなど体に何らかの異常、自覚症状なそがある場合
安静が必要な方
意思表示が困難な方の使用
  
病院で手術する際に、必ずドクターは「血栓」について説明されます。
病院の手術室や集中治療室でメドマーが使われているのも、血栓の危険性をなくすためです。
病院では術後のリハビリでもメドマーが採用さて、整骨院、エステでもメドマー
エステでのメドマーは主に、セルライトの予防・対策に使われているようです。
病院で使用されるメドマーのほかに、家庭で使用されるメドマーは何につかわれているの?
この治療目的が意外と多いようです、メドマーでリンパ浮腫の予防と改善
悪性腫瘍の切除手術の後に心配されるのがリンパ浮腫
癌細胞が転移しないようにリンパ管も切除されてしまうため、いわば体内に無菌状態を作るためにおこります。
浮腫を放置すると組織が硬化し、最悪な場合は像のような皮膚(像皮症)になり、治療が困難です。
リンパ浮腫の治療は、現在の医療では薬による治療法は無いようで、マッサージか圧迫です。
浮腫に気づいたらマッサージによる リンパの排液または弾性ストッキング・包帯などの着用による圧迫治療が必要です。
マッサージはもちろん手でもいいのですが 病院から「メドマー」を勧められることも少なくないようです。
メドマーさえあれば、だれの手も煩わせず、自分の都合のいい時間にマッサージできますもんね。
身体の上半身は手で鎖骨に向けてマッサージ(鎖骨の下に欠陥への戻り口があります。)ができます。
頭部は首筋から鎖骨へ、腕は手首から鎖骨へ、おなかや胸も下から上へ穏やかなマッサージでかまいません。
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美容のためのリンパマッサージなら器具は必要ではありませんが血流・リンパ流に関する病気の予防・治療にはメドマーが必要です。
病院や整体、エステ業界でもメドマーが使われているのも、メドマーが血流・リンパ流に関しては最適だから。
通常の治療目的ではブーツ型で充分ですが、鼠蹊部のリンパ節を取ってしまったら、腰までのパンツ型をおすすめします。
リンパ節は再生する??
下肢で不要になったリンパは、主に鼠径部のリンパ節を介して臀部・胸部の体幹を通り頸部リンパ節から鎖骨下の左側静脈角から静脈血液と共に心臓に帰ります。
脚部のマッサージで脚・ふくらはぎのリンパが太ももまで戻されても臀部・腰部から腹部・胸部へのリンパの送りが弱くなります。
鼠蹊部のリンパ節切除をされた方にはフィジカルメドマーパンツタイプをおすすめします。
腰まですっぽり カバーに入って空気圧でマッサージ。鼠蹊部に滞留しやすいリンパを上に上にと流してくれます。パンツタイプのメドマーをお買い求めになる方がふえています。ロングブーツタイプもパンツタイプも同価格なら、パンツタイプですよね。
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ウェーブモード(揉み上げ)、スクイーズモード(絞り上げ)、ハイパーモード(同時加圧)の3パターンの動きがあります。
ウェーブモード:一部分ずつ順番にもみあげる
スクイーズモード: 下から順番に絞り上げる
ハイパーモード:全体を一度に加圧する
リンパ流を戻すにはスクイーズモードがいいようです。空気室が順番に膨張していき、すべての空気室が膨らんでから空気が抜け、再び下から順番に膨らんでマッサージします。
たとえて言うなら、足首を両手で軽くつかんでもらってそのまま
膝の方にずらして上げてもらうマッサージのようなものですね。
ウェーブモードと似ていますが、 ウェーブモードは一つの空気室が膨らんで、一度空気が抜けて次の空気室が膨らむモードです。
上の例えで言えば、足首を両手で軽くつかんでもらってきゅっと圧をかけてもらい、次にちょっと上にずらしてもらって軽く掴んでもらうマッサージって感じです。どこにも圧がかからない瞬間がありますので、せっかく上げたリンパが多少後戻りすることになります。
リンパ流が戻りにくいマッサージモードがスクイーズモードです。
ちなみにメドマー使用後は弾性ストッキングやバンテージでせっかく上にあげたリンパが戻らないように圧迫しておくのがおすすめです。
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