壱岐観光旅行/バーチャルレポート【勝本】
壱岐旅行日記  郷ノ浦から時計回りでぐるりと壱岐をめぐります 2/4
壱岐旅行計画、勝本の観光と歴史

◎湯ノ本温泉から勝本浦、そして芦辺へ
オゾンたっぷり、マイナスイオンたっぷりの朝です。調子に乗って呑んだお酒も焼酎だから朝に残らない。サンドーム前から鯨伏小・中学校前を通って亀石に出ます。これが七曲がりで右へ左へカーブの連続。ところで湯ノ本は鯨伏(いさふし)とも呼ばれていますが勝本町、芦辺町は江戸時代の鯨漁で栄えました。中でも勝本浦は鯨組が組織され、当時でも数千人の人口だったと言いますから現在とほぼ同じくらいの町だったんですねえ。

さて亀石の信号が国道との交差点です。左折して勝本へ向かいます。勝本は少し前まで風本とも呼ばれていました。神功皇后が朝鮮出兵に際して勝本で風待ちをしたことに由来しているようです。亀石から数分走ると右手に藁葺き屋根の家とこんもりした大きな土饅頭みたいなのが見えます。古い農家を移築して壱岐の代表的農家を再現しています。でもこれを見させて何を期待してるわけ?中で田舎そばなんぞ食べられる訳でもなし、藁葺き屋根の家ずらっと並んでて、壱岐の特産販売とか、壱岐らしい郷土料理が食べられるならいいのに何もないじゃん。どうせまた、行政の予算消化仕事でしょう。

隣接する土饅頭は「鬼の岩屋」とも呼ばれますが正式には掛木古墳。弥生時代初期から中期ごろの豪族の墓です。でも鬼の岩屋と呼ばれるように、大きな岩を組んで入口と廊下と棺室を作っています。現代でもあの石を組むのはオオゴトでしょうに、昔の人はどうやって組んだのでしょうね。これは一軒の価値アリです。それにこのあたりは古墳の宝庫。すぐ南側に百合畑古墳群があります。整備されてないので小さめの土饅頭がいくつもあるという感じですが、考古学ファンには喜ばれそう。そういえば郷ノ浦港のターミナル北側にミニチュア模型がありましたっけ。

国道を北進しましょう。岩屋から5分ぐらいで「壱岐カントリー倶楽部」。ドラコンで飛びすぎたらボールが海に落ちる…ってことはありません。現在ハーフで営業中。近い内に18ホールになりそうです。近くに「リス村」がありました。廃業したのはしょうがないんですが、飼われていたリスが逃げ出して繁殖してゴルフ場や近在の木をかじって大きな被害を受けているようです。
更に国道を進むと大久保屋敷というバス停があります。現在はな〜んもないのですが、ココにはかつて鯨組繁栄の頃、京都あたりに遊びに行った組の頭達が遊女や芸妓を連れ帰ってこのあたりに住まわせていたことに寄る地名です。そのせいでしょうか、壱岐でも勝本の方言は京都なまりがあり、また美人が多い地区だと言われています。勝本の女性の皆さん、このくらい書いといたらいいかな?

いよいよ勝本浦に到着ですが下り坂が始まる直前左が城山公園。豊臣秀吉の命によって建てられた竹末城のあとです。本丸跡にお稲荷さんと展望台があります。ここからは勝本浦全体が見えます。写真撮影には絶好のポイントです。夏の夜は勝本港と沖の水平線に散らばってきらめく漁り火を是非とも見てもらいたい(一人では寂しい場所なので、数人でどうぞ)
北側に勝本湾を護るように島が三つ並んでいます。右からながらす、わかみや、そしてたつの島。壱岐と言えば海は石田町の筒城浜が一般に知られていますが、旅行業界ではこの辰の島が穴場の海として修学旅行などで取り上げられています。

普段は無人島で、タヌキとカラスとトンビが暮らしています。7月〜9月半ばだけ海水浴客に開放しています。キャンプはできません。生活雑水で汚れる事がないから海の透明度は壱岐随一でしょう。HPでも紹介していますが、島の海水浴場に近づいて海が浅くなるにつれて波紋を映した品の海底が金色にきらめきます。これがほんとに美しい。今年壱岐に行くなら辰の島に渡りましょう。そしてこのクリスタルな海を見てほしいな。
ハワイもグアムも行ったけど辰の島の海は特別な印象でした。

数年前まで勝本は観光にほとんど無頓着な町でした。西日本有数の沿岸漁業の港で、漁師で充分生活できていたこともあります。漁船が多すぎてフェリー発着ができなくなった面もあります。

これじゃいかんと実際に動き出したのが勝本観光協会のメンバー。昨年もメディア取材13本で一機に壱岐のメインイベントを立ち上げました。「磯あそびin勝本」です。これに触発されて「仕掛網曳きと漁師料理」、「イカの一夜干し体験」が始まり、これがそれぞれ人気を集めています。今までどっかりと構えて腰の重かった勝本漁協がこうしたイベントに協力しています。観光レストランなど漁協直営でできることも幾つもありそうです。


体験観光以外に、歴史的足跡を辿る観光も勝本町のあちこちで可能です。ココでじぇ〜んぶ書いたら芦辺へ行けなくなりますので、まずは勝本へ行ってみなさい!万葉集に納められた歌に壱岐で詠まれたものも多いようです。
勝本の海を満喫したら、瀬戸へ向かいます。勝本中学校の前を抜けて数分で右手に新城神社。やや離れて左側に千人塚。一昨年、国営放送さんが大河ドラマでやってくれました、元寇襲来の激戦地です。勝本北西部から上陸した元軍は被害を受けることなく東に進み、ここで初めて激しい戦闘になりました。千人塚は元軍・壱岐防衛軍両方の戦死者を祀ってあるそうです。新城神社は当時の最前線基地でした。でも今では古びた石塚が農道横にたたずむだけ。
勝本のイベントはHPいれこみ情報からご覧下さい。

さて、あと数分で芦辺町箱崎地区です。芦辺町と酒造場訪問は次回掲載。
勝本浦の宿と店など

●旅館わきやま 0920-42-0115 一泊二食8,000円〜 キャパ20名
●民宿ふくや荘 0920-42-0065 一泊二食7,000円〜 キャパ40名
●民宿すがはら荘 0920-42-0976 一泊二食6,000円〜 キャパ20名
●居酒屋のしや 0920-42-1290 やきとり ラーメン
●食堂よしもと 0920-42-0007 定食・どんぶり物
●割烹一冨士  0920-42-0072 イカ・活魚料理

●磯遊び受付   0920-42-2020 サザエ・ウニを捕って持ち帰りできる。
●辰の島渡船/島巡りクルージング

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